Drudenhaus
Artist |
Anorexia Nervosa |
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Album |
Drudenhaus |
![]() Anorexia Nervosa |
Track List : 1. A Doleful Night in Thelema 2. The Drudenhaus Anthem 3. God Bless the Hustler 4. Enter the Church of Fornication 5. Tragedia Dekadencia 6. Divine White Light of a Cumming Decadence 7. Dirge & Requiem for My SisterWhore 8. Das ist Zum Erschiessen Schon 9. The Red Archromance |
総評
Average Score |
身近な例をあげるとすればRhapsodyとは質の異なった邪悪なシンフォニックさを持つ仏産のシンフォニック・ブラックメタルの2nd。ボーカルのタイプがブラックにはよくあるシャウト型なのですが、その叫び声が尋常ではなく、終始わめき続けていてよく喉が壊れないものだと感心してしまいます。Cradle of Filthと比較されますが、こちらの方がなんか圧倒的な絶望感があって好きです。個人的に。 音はひたすら荘厳です。何個楽器が鳴ってるのかわかりません。バイオリンやら、キーボードが乱舞していてとにかく凄いことになってます。そしてそれらが狂気をはらんだ悲壮感を醸し出しているが故に圧倒する勢いがそこにあります。それこそ骨にまでしみこみそうな哀しみってヤツでしょうか。若干音楽性故に聞き取りづらいですが、個人的に耳を引いたのはそれに負けじとブラストを全開で叩きまくるドラムでして、この人なかなかの巧者でここぞといったタイミングで一気に盛り上がるのを心得ておりこのAnorexia Nervosaの勢いという大黒柱をしっかりと支えています。そんな豪華絢爛な中ひたすらに叫きまくるボーカルの声が時折断末魔の叫びに聞こえるのも無理はないかと。 終始バツグンの緊張感を伴って繰り広げられる彼らの世界はとかく素晴らしいです。狂気の世界を体感したい人にはオススメです。何故日本盤が出なかったのかが不思議 |
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Best tune : A Doleful Night in Thelema ギターがずーーっと悲しげなメロディを奏でているので、ボーカルのシャウト故の悲壮感が限りなくかき立てられております。とくに中盤のギターのメロディが気づくとハマる。俺をシンフォブラにたたき落とした名曲 |