Fables &Dreams

Artist

Lunatica

Album

Fables &Dreams

Lunatica

Track List :
1. The Search Goes On
2. Avalon
3. Elements
4. Fable Of Dreams
5. Still Believe
6. The Spell
7. The Neverending Story
8. Hymn
9. Silent Scream (2004)
10. A Little Moment Of Desperation

総評

Average Score
仏盤
(3件のレビュー)
みんな絶賛に次ぐ絶賛なんで、揚げ足を取ってみようという根性の悪いレビュー。

このバンド、確かに演奏力・曲のアイディア共に非常に高いレベルにあって、特に妖艶な踊りを展開しながら歌っていそうなフィーメールボーカルの表現力と、秩序感漂うバンドを優雅に包み込むKeyは絶賛に値すると思う。そのKeyの一人舞台たる4分に渡るSE#1は、南極物語でも始まりそうな壮大なオーケストレーションの乱舞に引き込まれるんだけど、でも同じ曲の連続に感じてしまう引き出しの少なさ故アルバムが進むにつれ当初の感動が薄れていってしまっているのが残念。後半の方がメロディも展開も良い曲多いのに、前半で飽きてしまうっていう悪循環。

比較対象はやっぱEdenbridgeNightwishになるのかな。2ndアルバムにしてこれだけのモノ作り上げてるのにイチャモン(・A・)イクナイ!!けど、猛烈に高いポテンシャルを持っているが故にあと一歩強烈なオリジナリティとなり得る何かが欲しいと感じるのが正直なところ。t.A.T.uEvanescenseと少しずつメタルに接近している流行事情を考えると、ひょっとしたら次はEdenbridgeLunaticaタイプのバンドが世界を圧巻する日が来たり、、ってな淡い期待すら抱いているだけにね。でも#6「The Spell」~#8「Hymn」や、#10「A Little Moment Of Desperation」みたいな押し引きとメロディの清廉さが融合した曲はホント良いよ。前半の印象さえもうちょい良ければ仏付けてたと思う。
~どみね。~
Best tune : A Little Moment Of Desperation
楽曲内の押し引きの掛け合いが優れたメロディを媒介に展開美として昇華される様が圧巻なキラーチューン。コサックダンスの似合う牧歌的なサビがラストに疾走する様にゃジタバタしたくなるよ。あとは飛翔感溢れるサビがラストに同じく疾走するUltravoxのカバー#8も非常に秀逸でした。Edguy「Vain Glory Opera」でやってましたね。
このアルバムはもうかなりの回数をリピートしている気がするが全く飽きが来ない。それどころか聴くたびにどんどんハマっていってしまい、自サイトで付けているランキングの順位もじりじりと上昇していってしまう始末。

ゴシックメタルと言うよりはもっとストレートでスピード感も意外に有るその音楽性は、恥を捨てて言うとシネマティック・エンジェリック・メタルとでも言えばいいのだろうか。要するにシネマティックでゴージャスでオケヒとかをジャンジャン決めてくるような展開がメインなわけだが、決してそれに偏っているわけでなく、メタリックな要素も程よく併せ持っているって感じ。近いバンドとしてはEDENBRIDGEが挙げられるだろうが、EDEN~はパワーの無い歌声を微妙にメタルな楽曲に合わせている印象があるので正直微妙な感じがする。

その点このLUNATICAは、シネマティックな音像を前面に押し出した楽曲と、Andrea姉さん(?)のパワーは無いが一点の曇りも感じられないFemale Voiceで構成されており、それらがこれ以上無いほどにぴったりハマっている。聴いていると程よい高揚感に包まれることができる、何とも心地よいアルバムだ。

オフィシャルの視聴を一通り聴いてみて何か感じる物が有ったなら、迷わずアルバムを聴いてみると幸せになれるかもしれない。

Official

[モヒ]
Best tune : The Spell
女声ヴォーカルの乗るパートでは流麗なメロディを前面に押し出し、それ以外のパートではリフをしっかりと刻んでスピード・ヘヴィネスを前面に押し出す。その対比がもうたまらない。オケヒも絶妙なところでジャンジャン決めてくるのでこの上ない高揚感を得ることができる。
美麗なジャケをひっさげて登場したのはスイスのシンフォニック・ゴシック・パワーメタルLunaticaであります。このバンド以前発掘スレッドというものをもって、xametalinks version netというのを作成していたころ、訪問者のどなたかに「も~ちょいスピードあればメロスピ」といって紹介して頂いていたが、すっかり忘れていたころに出ていたたぶん2nd album

ボーカルが女性でありそこまで速度にくくってないという点があるため、近いバンドとしてはEdenbridgeが挙げられるが、このバンドはより冷厳とした雰囲気を持っている。その雰囲気を醸し出すKeyの働きが実に印象的で、冷たい雰囲気の構築には欠かせないピアノの音色という直接的な表現や、冬の大地のような奥行きを思い浮かばせるようなシンセのここぞといった時の差し挟み具合、ときには電子音をまで使いゴシックメタルのような耽美的で退廃的な雰囲気をよく表現しているのがとてもポイント高い。10なんかピアノで奏でられるソロまでカッコイイ。凄いぜAlex(鍵盤奏者名)そしてこのKeyがぐいぐい曲を引っ張っているのもEdenbridgeとまた違う点である。浮遊感のある歌メロと、やや表現として無機質に歌い上げるAndrea嬢の組み合わせはよくマッチしており、さらに時折見せるはかない歌い方もハァハァするには十分な魅力を備えている。誤解を恐れずにいえば、進化してシンフォニックメタル系へのアプローチを計ったEvanescenceのようであると言えるかもしれない

いわゆる僕のようなキティガイメロスパーに好まれるようなツーバスドコドコ、スネア裏打ちォゥィェ系の曲は無いが、冷たい雰囲気が終始ただようKey主体の楽曲とそれに乗る練り上げられたと思われる良くできた歌メロはなかなかオツなものである。ただしどれもレベルが高いのは結構なのだが、欲を言うとどんな人にもアピールするようなズバ抜けて突出した楽曲が欲しかった!!!まぁそこまで求めるのは酷だと思うけど、聞いてると実際それを期待させてくれる潜在能力をひしひしと感じ取れるんだよね。どれも良いんだけど特にお気に入りは24689といったところかな。多いな。まぁそんなかんじにしっかり作り込んであるので、繰り返し長く聞いてられるということは非常な高ポイントであります。あとは曲の引き出しが増えればもっとおもしろくなると思うので、今後にも期待していきたい実に伸びが期待できるバンドですな~
Best tune : Hymn
Andrea嬢とKeyだけというところから始まるわけですが、そのときに感じる歌の雰囲気とAメロBメロを通過したサビでの雰囲気の違いが好き。基本は暗い雰囲気を纏いつつもどこか明るいという、個人的に雲の絶え間をもれ出づる月の光、そんな情景があいそうな曲です。

Posted by kazuki