Mask of Damnation
Artist |
Requiem |
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Album |
Mask of Damnation |
![]() Requiem |
Track List : 1. Blinded 2. The Dying Ember 3. Mask of Damnation 4. Divine Illusion 5. Ethereal Journey 6. Shrine of the Ocean 7. Dagger 8. The Rival\'s Spell 9. The Accordance (Japanese Bonus) |
総評
Average Score |
Requiem待望の2ndアルバムをリリース。2003年作。KeyのヘンリクがSonata Arcticaに参加したりと若干知名度を上げての今作は、Symphony X meets Sonata Arcticaと形容された前作に比べてプログレッシブな展開が減り、曲のコンパクト化も相俟って疾走感が加速度的に上昇、まさしくメロディック・スピードメタルな内容になりました。 陰鬱さを照らす一筋の光のような北欧らしさ満点のメロディ作りにはやはり惹かれます。前作の「The Invisible Touch」級の超悶絶曲が見当たらなかったのは残念ですが、#1・#2・#4・#5・#8とアルバムの過半数を疾走曲で埋めてきているのは好感。プログレッシブさがソロパートの展開にフックを付ける程度に収まっているのも◎。#3・#6のようなミドルテンポチューンも歌が中心なので無駄なプログレッシブさ控え目、展開のための展開になることがないのが今作のポイントですね。ところで#6のエンディングがX Japan「Silent Jealousy」のパクリに聴こえたり、#5のイントロのコード展開聴いてると思わずSkylark「Creature of The Devil」を唄いたくなってしまうのはご愛嬌。 総評としてはネオクラシカルな要素を減衰させたことに賛否があるかもしれません。ボーカルが楽器陣に遅れを取っているのと粗めのプロダクションも前作同様。でも疾走大盛りのネオクラシカル・プログ感というRequiemのオリジナリティは保っているし、そのプログレッシブさからイヤラシサが消えたことはプラスだと思いました。 ~どみね。~ |
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Best tune : The Dying Ember ストレートに疾走しメロディも秀逸だと思ったSonata Arctica系のこの曲を選出。ソロではネオクラシカルを基調に見事な展開をしてくれます。2:50からのようなKeyの爆裂フレーズとギターの絡みによる息を呑む高揚感はRequiemの一番の売りだと思います。 |