Underworld

Artist

Adagio

Album

Underworld

Adagio

Track List :
1. Next Profundis
2. Introitus/Solvet Saeclum In Favilla
3. Chosen
4. From My Sleep... To Someone Else
5. Underworld
6. Promises
7. The Mirror Stage
8. Niflheim
9. Missa Aeterna

総評

Average Score
岩盤 (Great)
(1件のレビュー)
フランスのネオクラシカル・プログメタルの雄Adagioの2003年リリースとなる2ndアルバム。閉塞感に包まれ先行き不透明となっているネオクラシカル系の進化体とでも言いましょうか、方法論としてはSymphony Xが実践してきたことではあるのですが、その世界観の大きさは表面的な意ではなく文字通りプログレス(進化)したネオクラシカルメタル。この界隈において追おうにも一人レベルが違い過ぎるSymphony Xに対するArtensionに続く追走者。

ギタリスト兼コンポーザーであるステファン・フォルテはマイケル・ロメオ(Symphony X)直系ではありますが、”プログレメタル的リフ・フレーズ構成をネオクラシカル色で染め上げた”とでもいうべき観点の強い、実に艶やかなプレイを聴かせます。ヴィタリ・クープリ(Artension)を彷彿とさせる見事なピアノ・Keyプレイを聴かせるクラシック出身の新鋭ケヴィン・コッファートの加入もあり、ネオクラシカル界の未来を背負うであろうポテンシャルを脈々と感じさせてくれるメロディ楽器陣にはグゥの音も出ません。

というか褒めまくっといて6点じゃんどみね息クセエんだよボケ(゚Д゚)って個人的には正直デヴィッド・リードマン(Pink Cream 69)の表現力が難点なんですね。前作は中・高音域を駆使する場面が多く彼の声域とも非常にマッチしていたのですが、より重心低くミドルテンポ主体で突き進む今作の作風においては、彼の低音域における迫力不足に重厚な音世界にのめりこむのを阻害された感があります。まぁ凡百のクソメタルバンドのボーカルが抱える、「そもそも音痴である(プ」とかの根本的な問題とはレベルが違うのですが。あとサウンドトラック的パートを削減する等して各曲をもうちょっとコンパクトにまとめあげられていれば、歌メロ・ソロ等に悶絶するタームが短くなって全体の間延び感を解消出来たかも・・・という感想をどうしても持ってしまうが故にクサメタル的オススメ度は6点止まりという結果か。

とにもかくにも彼らは更なる進化を遂げることでしょう。既にネオクラシカル・プログメタルの最高峰ともいえるクオリティを誇っているのですが、1st→2ndの変化はSymphony Xが9年掛けて歩んできた道。つまりは既に道筋のあったもの。次作で1stのメロディ嗜好と2ndのプログレス嗜好が結び付き化学反応を起こした時、そこには歴史的傑作が存在するに違いありません。ネオクラシカルメタルの次の道筋を刻んでくれることを期待しています。
~どみね。~
Best tune : Chosen
お手本のような展開美、クサくて疾走するサビ。裏付けに圧倒的な演奏力。死角なし。

Posted by kazuki